展覧会事業を担当する展覧会事業局は、「カルチャー」作品を「アート」に活性化する集団です。日本独自の表現手法で発展を遂げるメディア作品に着目し、アニメーション、漫画、絵本等を、美術館等において展覧会形式で実施する事業を行っております。
ポップカルチャーやサブカルチャーに分類されるメディア作品が、その時代の人々に支持されるには、それなりの理由があります。クリエイターが発する独特の空気感だけでなく、キャラクターが持つ魅力や、その時代が持つ文化的背景などが複雑に絡み合っています。私たちが展覧を企画する際は、それらを詳細に調査・分析を行い、そのカルチャーが愛された理由を、ご来場者の方々に感じ取っていただけるよう、手を尽くします。こうした結果が、開催された美術館からのリピートをいただける一つの要素であると自負しております。
また、原画や、手書きデッサンなどは、美術品と同様に一点モノです。厳重に梱包して運送し、展示の際も細心の注意を払います。カルチャーをアートと考え、展示するメディア作品には最大の敬意を持って接する私たちの行動規範です。これらにより、これまでの出品者の企業さまや作家さまからもご信頼をいただけております。これらの実績や安心感が、出品いただきたい権利者さまへの交渉にも良い影響を与えてくれます。権利者さまへの交渉も私たちにお任せください。
私たちの展覧企画は、おかげさまで各地の美術館からのご好評をいただいております。
「これまでの来館者と、違った属性の方々に足を運んでいただけた」
「集客が良いので、夏休みなどの長期休暇に開催したい」
来館者のみならず、展覧を開催する美術館さま等にもお喜びいただける企画を作り続け、時代に愛されたメディア作品を後世に正しく継承することを推進してまいります。